年譜

山口時代(1991−1999)


1991年 (平成 3年) 45歳

4 月, 宇部短期大学入学者選抜試験委員会委員 (1992.3まで) および国際交流委員会委員 (1994.3まで). 4月, みづほ, 私立野田学園中等部に入学する. 8 月, みづほおよび寛と渡欧. 9 月, モンペリエ大学名誉教授ジャック・プルースト山口大学で講演. 12月22日,みづほ,寛,江木鶴子とともに,フランクフルト経由で渡仏.弟の住むストラスブール,父の住むモンペリエ,妹の暮らすナントに滞在する.1月に帰国.

1992年 (平成 4年) 46歳

3 月27日-4 月 2日, 一家で京都旅行. 福岡時代の友人山田一家および橋本一家に再会する. 7 月19日, 家族で渡仏. 「コメディー・フランセーズ」で『フィガロの結婚』を見る. 山崎恵史・マヤのアパートに夕食によばれる. 留学中の阿部律子にも会う. 8月始めにはミュラの伯母の持ち家ですごす (山歩き, 読書, 料理, お喋り, 子の世話).帰途モランヴィリエの兄の家による. 8 月27日帰国.

1993年 (平成 5年) 47歳

4 月, 夫が九州大学文学部の教授に任ぜられたため, クレールの名義で福岡市早良区百道にマンションを購入する. 夫は以後10年間ちかく月曜日に福岡に行き, 金曜日に山口に帰ることになる. 7 月, 高校受験をひかえたみづほを夫とともに残して寛と渡仏 (8 月24日に帰国).

1994年 (平成 6年) 48 歳

3 月27日, 長年山口大学で教え, その授業に出席したこともある英国人アレクサンダー・ブルースの送別会 (レストラン・カナーレ). 4月 8日, みづほ山口中央高校に入学. 4 月, 宇部短期大学教務委員会委員 (1995.3まで). 同じく山口県立大学非常勤講師(2002.3まで). 5月,防府市立図書館主催の文学講演会で「ユルスナールの世界」について話す. 7 月22日, 寛・みづほとともに渡仏し, 5 日前に到着した夫と合流. 8 月 4日より夫を残して, 宇部短期大学の夏期講習に便乗して子らとイギリスに渡る. カースルフォードに民宿したみづほは短期大学の学生たちと一緒に授業に出席. 8 月27日ロンドンのヒースロー空港にて夫と会い, 一緒に帰国. 10月29-31日, 学会出席をかねて家族で京都に旅行. 八坂神社, 知恩院, 青蓮院庭園,御所などを見物. 11月27日, 日本フランス語フランス文学会中・四国支部大会に出席 (徳山).この学会にはほぼ毎年出席し, しばしば発表する.

1995年 (平成 7年) 49 歳

1 月, 其桃小郡支部主催新年俳句大会・文学講演会 (小郡のごっちゅう庵) にて「ポール・クローデルと日本」について話す. 3 月29-4 月 1日, 堀田, 江木と九重に車旅行に向かうが, 途中ではぐれ,どこで落ち合うか決めていなかったため大騒ぎになる. 4 月, 宇部短期大学の改組により文学科英語英文学専攻にうつる (1998.3まで).また同大学教務委員会委員 (1996.3まで). 7 月23日, 子供二人と渡仏, 先に来ていた夫とパリで合流. 大学都市のカナダ館で 3日間過ごしたあと, むし暑いブルターニュを旅行. 次いでパリにもどる夫と別れて, モンペリエに落ち着く. 帰国は 8月24日. 11月25日, 日本フランス語フランス文学会中・四国大会 (鳥取大) に旅行をかねて, 珍しく一家で行く.

1996年 (平成 8年) 50 歳

4 月, 寛, 山口大学教育学部付属中学校に入学.この頃,藤岡かつよによる歌舞伎作品『助六』その他の仏訳および訳注の推敲に協力する. 7 月-8 月24日, 大学受験をひかえたみづほを夫とともに残して寛と渡仏.

1997年 (平成 9年) 51 歳

4 月, みづほ, 近畿大学 (文芸学部日本文学科) に入学し, 東大阪市に下宿する. 5 月, 防府市立図書館主催文学講演会にてモーパッサンについての講演. 7 月21日-8 月26日, 家族で渡仏 (夫は 8月21日に帰国). 10月29日, 日仏の二重国籍のうちフランス国籍放棄の宣言書に署名するみづほに同伴して, 夫,・寛とともにフランス総領事館に行く.

1998年 (平成10年) 52 歳

3 月28日-4 月 1日, 京都でみづほに会い, 見物し, 彼女を残して親子三人で天の橋立と出雲を訪ねる. 4 月, 宇部短期大学の改組により, 創設された言語文化学科に移る. 教養教育の「フランス語」とともに,所属学科の専門科目「比較言語文化論 B」「英米事情」「映画と英米文化」などを担当することになる. 5 月, 宇部大学企画実行委員会・宇部短期大学生涯学習センター主催の公開ゼミナールにて「フランス文学と世界」について連続講演 (於宇部短期大学) (1999 年 3月まで). 8 月2-29日, 高校入試を控えた寛と夫をのこし, みづほと渡仏. 12月15日, 「国境なき医師団」のフランス人ブロマン氏の講演で通訳を担当する.

1999年 (平成11年) 53 歳

3 月27-29日,かつて教えた長崎外国語大学を家族で訪れる. 戸口教授に会い, 図書館を見学. 28日は雲仙泊まり. 4 月, 寛, 山口中央高等学校に入学. この時期より宇部短期大学国際交流委員会委員. 5 月, 宇部短期大学生涯学習センター主催のフランス語入門講座を担当 (同年 7月まで). 同じく宇部大学企画実行委員会・宇部短期大学生涯学習センター主催公開ゼミナールにて「フランス女流作家」についての連続講演 (2000年 3月まで). 7月, 宇部短期大学生涯学習センター主催の「5 日間フランス語教室」の講師. 7 月27日, 家族で渡仏. 外出中に倒れたモンペリエの父ジョルジュを真夜中にサン・テロワ病院に緊急入院させる. 連日の訪問. 父は元気を回復する. その間 8月11日の昼には皆既日蝕を体験. 8 月19日から 3日間ノワルムーティエ島ですごす. モンペリエに戻ったあと, 弟ダニエルその他と相談し, 父をニーム近くの老人ホームに入れる.月末に帰国.