この時、昌子先生は、「香川女学校は、ここに学んだ卒業生のものであり、
これからここに来て学ぶ人たちのものです」と主張した。
教師と、教え子の、紐帯の強さを、その時全身で感じていたに違いない。
校舎の建築資金にと、三円、五円の寄付が集まった。
卒業生のまごころを、熱い思いで受けとめていたことだろう。
「香川昌子伝」より引用
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