No.221 東見初炭鉱の災害を報じた記事
(出典)宇部時報4.4.25
説明
大正4年4月12日正午、大派炭1号斜大通りし左3片詰(海底71m)で、 以前より施工済みのレンガダムを吹き破って海水が瀑流し2時間で坑口まで満水した。2ヶ月前から微候があり、 各所に牛蒡ギコとレンガダムを構築中であったが、断層面を湧水が洗い流し海底に到達し海水が浸入した。 当日の入坑者603人のうち235人の犠牲者を出す宇部炭坑田最大の事故となった。 大正6年に完全に復旧した。
作成者:橋本 郁奈