No.317 宇部のエビ干し |
(出典)大宇部 |
説明 ・宇部の名物エビ干し。 ・蝦の加工品、蝦缶詰、剥蝦などがあった。 ・蝦は帆引きの打瀬網で捕獲された。 ・捕獲期によって蝦の種類が異なった。7月〜10月は大蝦、10月〜11月は中蝦、4月と8月の禁漁期以外は小蝦。 ・剥蝦は明治30年頃から梶山文作が製造した。 大正元年の干蝦年生産額は5万貫、19万円余りであった。 大正3年の干蝦製造業者は宇部に10人、そのうち5人が岬、5人が東新川の人であり、200斤〜1200俵を生産し、 その価格は約20万斤であった。 ・大正7年、県下の干蝦業者は76人になり、このうち佐波郡20人、都濃郡12人、厚狭郡11人、熊毛郡11人、吉敷郡10人、大島・玖珂郡3人であった。 ・大正15年5月、皇太子の宇部行啓のとき宇部市は「宇部市勢要覧」と「宇部市写真帳」と共に「宇部の干蝦」200匁(もんめ)を献上した。 |
作成者/冨永恵 |